雇用コスト指数(ECI)
Employment Cost Index
賃金と福利厚生を含む、人件費の変化を測る指標。
給料だけでなく保険なども含め、同じ仕事にかかる人件費がどう変わったかを見ます。
数字そのものだけでなく、市場予想との差に目を向けましょう。
一言でいうと
賃金と福利厚生を含む、人件費の変化を測る指標。
もう少し詳しく
BLSの四半期統計。職種や業種の構成を一定にして賃金・給与と福利厚生の費用変化を追い、雇用構成の変化の影響を抑える。
給料だけでなく保険なども含め、同じ仕事にかかる人件費がどう変わったかを見ます。
なぜ市場が見る?
ECIが予想より強いという変化は、基調的な人件費上昇を示唆、企業の価格設定を注視、インフレと政策判断へという経路で市場の判断につながります。発表された水準だけでなく、事前の期待から何が変わったかを読むために重要です。
市場への伝わり方
一般的な経路の例- 1ECIが予想より強い
- 2基調的な人件費上昇を示唆
- 3企業の価格設定を注視
- 4インフレと政策判断へ
でも、必ずそうなるわけではありません。
平均時給と違い福利厚生も含みます。同じ指標として置き換えないこと。
事前予想、前回値と改定、織り込み、中央銀行の方針、他国との金利差を合わせて確認します。
上がったら? 下がったら?
政策や指標の水準が、事前の期待に比べて変化した場合の一般的な見方。
将来の政策金利見通しが上がる場合、短期金利に上昇圧力。
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
割引率や調達コストの上昇が重荷。ただし利益成長が支える場合も。
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
それぞれの市場への影響
FX・為替
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
債券
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
株式
割引率や調達コストの上昇が重荷。ただし利益成長が支える場合も。
ゴールド
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
ニュースでこう出る
架空のニュース例「ECIが高止まり、人件費圧力が続く」
よくある勘違い
平均時給と違い福利厚生も含みます。同じ指標として置き換えないこと。
一般的な波及経路は予測の確約ではありません。市場予想、織り込み、他国の動きによって反応は変わります。
読み解くときの注目ポイント
- 賃金と福利厚生
- 民間と公的部門
- 四半期変化
この統計について
BLS(米労働統計局) · 四半期
発表日や方法は変更される場合があります。正確な日程は公表機関で確認してください。
一次情報を確かめる
BLS|雇用コスト指数定義と仕組みを学ぶための資料です。現在の金利・統計値はアプリ内に固定していません。