政策金利
Policy Interest Rate
中央銀行が短期金利を誘導するための基準。
お金を借りるときの「基準の値段」。ここが変わると、社会のいろいろな金利に伝わります。
数字そのものだけでなく、市場予想との差に目を向けましょう。
一言でいうと
中央銀行が短期金利を誘導するための基準。
もう少し詳しく
中央銀行が金融政策で設定する金利や誘導目標。米国のFF金利は銀行間の翌日物取引の金利で、FOMCはその目標レンジを決める。預金金利や住宅ローン金利そのものではない。
お金を借りるときの「基準の値段」。ここが変わると、社会のいろいろな金利に伝わります。
なぜ市場が見る?
予想より引き締め的な決定という変化は、将来の短期金利見通し上昇、米2年債利回りに上昇圧力、金利差を通じドルを支えやすいという経路で市場の判断につながります。発表された水準だけでなく、事前の期待から何が変わったかを読むために重要です。
市場への伝わり方
一般的な経路の例- 1予想より引き締め的な決定
- 2将来の短期金利見通し上昇
- 3米2年債利回りに上昇圧力
- 4金利差を通じドルを支えやすい
でも、必ずそうなるわけではありません。
政策金利と長期金利は別です。利上げ発表でも、予想ほど強くなければ市場金利は下がり得ます。
事前予想、前回値と改定、織り込み、中央銀行の方針、他国との金利差を合わせて確認します。
上がったら? 下がったら?
政策や指標の水準が、事前の期待に比べて変化した場合の一般的な見方。
将来の政策金利見通しが上がる場合、短期金利に上昇圧力。
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
割引率や調達コストの上昇が重荷。ただし利益成長が支える場合も。
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
それぞれの市場への影響
FX・為替
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
債券
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
株式
割引率や調達コストの上昇が重荷。ただし利益成長が支える場合も。
ゴールド
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
ニュースでこう出る
架空のニュース例「政策金利を据え置き、次回以降の利下げに慎重姿勢」
よくある勘違い
政策金利と長期金利は別です。利上げ発表でも、予想ほど強くなければ市場金利は下がり得ます。
一般的な波及経路は予測の確約ではありません。市場予想、織り込み、他国の動きによって反応は変わります。
読み解くときの注目ポイント
- 今回の決定
- 事前の織り込み
- 次回以降の方針
もう一歩、深く知る。
25bpは、0.25パーセントポイント+
bpはベーシスポイント。100bpが1パーセントポイントです。教材例として4.00%から4.25%への変更は25bpの利上げ。「25%上がった」とは区別します。
政策金利と実際の金利+
FOMCが決める目標レンジと、市場の取引で成立する実効FF金利は同一ではありません。政策実施の手段によって、実際の短期金利を目標に沿わせます。
一次情報を確かめる
Federal Reserve|Monetary Policy定義と仕組みを学ぶための資料です。現在の金利・統計値はアプリ内に固定していません。