実質GDP
Real Gross Domestic Product
物価変化の影響を除いた経済の生産量。
売上が増えたのが値上げのせいか、作った量が増えたのか。その「量」のほうを見ます。
数字そのものだけでなく、市場予想との差に目を向けましょう。
一言でいうと
物価変化の影響を除いた経済の生産量。
もう少し詳しく
GDPから価格変化の影響を調整し、財やサービスの生産量の変化を捉える。名目GDPが増えても、物価上昇による部分が大きければ実質成長は小さい。
売上が増えたのが値上げのせいか、作った量が増えたのか。その「量」のほうを見ます。
なぜ市場が見る?
実質生産が拡大という変化は、需要と生産力の関係を点検、雇用・利益に影響、政策と資産価格を再評価という経路で市場の判断につながります。発表された水準だけでなく、事前の期待から何が変わったかを読むために重要です。
市場への伝わり方
一般的な経路の例- 1実質生産が拡大
- 2需要と生産力の関係を点検
- 3雇用・利益に影響
- 4政策と資産価格を再評価
でも、必ずそうなるわけではありません。
名目成長率と実質成長率を混ぜて比較しません。
事前予想、前回値と改定、織り込み、中央銀行の方針、他国との金利差を合わせて確認します。
上がったら? 下がったら?
政策や指標の水準が、事前の期待に比べて変化した場合の一般的な見方。
将来の政策金利見通しが上がる場合、短期金利に上昇圧力。
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
需要の強さは企業利益の支え。一方、金利上昇は株価評価の重荷になるため両方を点検。
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
それぞれの市場への影響
FX・為替
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
債券
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
株式
需要の強さは企業利益の支え。一方、金利上昇は株価評価の重荷になるため両方を点検。
ゴールド
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
ニュースでこう出る
架空のニュース例「実質GDPの成長率が減速」
よくある勘違い
名目成長率と実質成長率を混ぜて比較しません。
一般的な波及経路は予測の確約ではありません。市場予想、織り込み、他国の動きによって反応は変わります。
読み解くときの注目ポイント
- 前期比と年率
- デフレーター
- 需要内訳
この統計について
BEA(米経済分析局) · 四半期
発表日や方法は変更される場合があります。正確な日程は公表機関で確認してください。
一次情報を確かめる
BEA|国内総生産定義と仕組みを学ぶための資料です。現在の金利・統計値はアプリ内に固定していません。