タームプレミアム
Term Premium
長い期間の債券を持つリスクへの上乗せ利回り。
「長くお金を貸すなら、その間の心配の分も見返りがほしい」という部分です。
数字そのものだけでなく、市場予想との差に目を向けましょう。
一言でいうと
長い期間の債券を持つリスクへの上乗せ利回り。
もう少し詳しく
長期債利回りのうち、将来の短期金利の平均的な予想だけでは説明できない部分。モデルで推計し、不確実性や需給に左右され、負になることもある。
「長くお金を貸すなら、その間の心配の分も見返りがほしい」という部分です。
なぜ市場が見る?
先行きの不確実性が上昇という変化は、長期保有への見返りを要求、タームプレミアム上昇、長期債価格に下押し圧力という経路で市場の判断につながります。発表された水準だけでなく、事前の期待から何が変わったかを読むために重要です。
市場への伝わり方
一般的な経路の例- 1先行きの不確実性が上昇
- 2長期保有への見返りを要求
- 3タームプレミアム上昇
- 4長期債価格に下押し圧力
でも、必ずそうなるわけではありません。
観測できる固定値ではありません。モデルにより推計が異なり、必ずプラスでもありません。
事前予想、前回値と改定、織り込み、中央銀行の方針、他国との金利差を合わせて確認します。
上がったら? 下がったら?
政策や指標の水準が、事前の期待に比べて変化した場合の一般的な見方。
将来の政策金利見通しが上がる場合、短期金利に上昇圧力。
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
割引率や調達コストの上昇が重荷。ただし利益成長が支える場合も。
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
それぞれの市場への影響
FX・為替
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
債券
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
株式
割引率や調達コストの上昇が重荷。ただし利益成長が支える場合も。
ゴールド
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
ニュースでこう出る
架空のニュース例「タームプレミアム上昇が長期金利を押し上げ」
よくある勘違い
観測できる固定値ではありません。モデルにより推計が異なり、必ずプラスでもありません。
一般的な波及経路は予測の確約ではありません。市場予想、織り込み、他国の動きによって反応は変わります。
読み解くときの注目ポイント
- 推計モデル
- 国債供給
- 政策金利期待との分解
一次情報を確かめる
New York Fed|タームプレミアム推計定義と仕組みを学ぶための資料です。現在の金利・統計値はアプリ内に固定していません。