米雇用統計
Employment Situation
米国の雇用者数・失業率・賃金をまとめて見る統計。
仕事が増えたか、仕事を探す人はどうか、給料は伸びたか。労働市場を複数の角度で見ます。
数字そのものだけでなく、市場予想との差に目を向けましょう。
一言でいうと
米国の雇用者数・失業率・賃金をまとめて見る統計。
もう少し詳しく
BLSが公表する雇用報告。事業所調査から非農業部門雇用者数や平均時給、家計調査から失業率や労働参加率などが得られる。二つの調査は対象や方法が異なる。
仕事が増えたか、仕事を探す人はどうか、給料は伸びたか。労働市場を複数の角度で見ます。
なぜ市場が見る?
雇用と賃金が予想より強いという変化は、需要と物価圧力を再評価、Fedの利下げ期待に変化、短期金利とドルに波及という経路で市場の判断につながります。発表された水準だけでなく、事前の期待から何が変わったかを読むために重要です。
市場への伝わり方
一般的な経路の例- 1雇用と賃金が予想より強い
- 2需要と物価圧力を再評価
- 3Fedの利下げ期待に変化
- 4短期金利とドルに波及
でも、必ずそうなるわけではありません。
NFPだけで良い・悪いを判断しません。失業率、時給、参加率、前月の改定も確認します。
事前予想、前回値と改定、織り込み、中央銀行の方針、他国との金利差を合わせて確認します。
上がったら? 下がったら?
政策や指標の水準が、事前の期待に比べて変化した場合の一般的な見方。
将来の政策金利見通しが上がる場合、短期金利に上昇圧力。
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
需要の強さは企業利益の支え。一方、金利上昇は株価評価の重荷になるため両方を点検。
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
それぞれの市場への影響
FX・為替
他国の金利が変わらなければ、金利差からドルを支えやすい。
債券
利回りが上がると、既存の固定利付債の価格は下がりやすい。
株式
需要の強さは企業利益の支え。一方、金利上昇は株価評価の重荷になるため両方を点検。
ゴールド
実質金利が上がる場合、金利を生まない金には下押し圧力。
ニュースでこう出る
架空のニュース例「米雇用統計、雇用増は予想超えも前月分を下方修正」
よくある勘違い
NFPだけで良い・悪いを判断しません。失業率、時給、参加率、前月の改定も確認します。
一般的な波及経路は予測の確約ではありません。市場予想、織り込み、他国の動きによって反応は変わります。
読み解くときの注目ポイント
- NFP
- 失業率
- 平均時給
- 労働参加率
- 改定値
この統計について
BLS(米労働統計局) · 月次
発表日や方法は変更される場合があります。正確な日程は公表機関で確認してください。
もう一歩、深く知る。
二つの調査を混ぜない+
事業所調査は給与台帳上の仕事、家計調査は人の就業状況を調べます。NFPが増えていても、参加率や家計調査の就業者数の変化によって失業率が上がることがあります。
改定で評価が変わることも+
教材例:今回のNFPが18万人増、予想が16万人増なら上振れ。ただし前月が20万人増から12万人増へ下方修正されていれば、今回だけでは雇用が強いと断定できません。
一次情報を確かめる
BLS|Employment Situation定義と仕組みを学ぶための資料です。現在の金利・統計値はアプリ内に固定していません。